いざ起て戦人よ

いざ起て戦人よ(少人数高校生の男声合唱) https://www.youtube.com/watch?v=eRcGRWbiocI 「いざ起て戦人よ(いくさびとよ)」は、アメリカの賛美歌「The Song of the Soldier」を原曲とし、藤井泰一郎による日本語訳詞で広く親しまれている男声合唱曲です。荘厳で力強い旋律と、信念を持って進む者たちへの呼びかけが込められた歌詞が特徴で、特にグリークラブなどで長年歌い継がれてきました。少人数でこの曲を合唱する際には、曲の持つ精神性と音楽的な厚みをどう表現するかが大きな鍵となります。 まず、この曲は男声四部合唱(TTBB)で書かれており、各パートが独立した役割を担っています。少人数編成では、各パートに1〜2人しかいないことも多く、音程の安定性とハーモニーの精度が問われます。特にバスパートは曲全体の土台を支えるため、しっかりとした発声と音の芯が求められます。 また、「潮のごとくに 正義の御神は 我らの守り」といったフレーズでは、音楽的なクレッシェンドと精神的な高揚感を一致させることが重要です。少人数であっても、一人ひとりが歌詞の意味を深く理解し、内面から湧き上がるような表現を心がけることで、聴き手に強い印象を与えることができます。 この曲はしばしば軍歌と誤解されがちですが、実際にはキリスト教的な信仰と正義への献身を歌った賛美歌であり、原曲の英語歌詞には「Rise, ye children of salvation(救世主の子らよ…

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そもそも倍音とは何か?

倍音には豊かな響きがあると前に書きましたがそもそも倍音とは何かについて書いてみます。 理系の方には周波数で書いた方が理解されるかもしれません。 A の音を440Hzとして考えてみましょう。 1オクターブ高いAは2倍の880Hz、2オクターブ高いAは1760Hzとなります。 一方倍音は 2倍音880Hz, 3倍音1320Hz, 4倍音1760Hz, 5倍音2200Hzとなります。 880Hzと1760Hzは上に書きましたようにAの音になります。 では、1320Hzと2200Hzは何でしょうか? 1320HzはE 2200HzはC# の音にあたります。もう少し正確に書くと、 1320HzはE(Aからみて完全5度) 2200HzはC#(Aからみて長3度) の音になります。こればいわゆるドミソの和音に当たります。 つまり、一つの音をきれいに発生するだけでハモるのです。これが豊かな響きの素になります。 (Aの音はEやC#を含んでいるので、EやC#と合わせると相性がいいのです)

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合唱コンサートホールの選び方

良い音楽を奏でるには良い楽器が必要なように、良い合唱をしようとするならば 良いホールを選ぶ必要がある。 もちろん合唱団の規模や想定できる観客数で決まる部分はあるが、 音楽的に見たときは何が言えるのだろうか。 一つの考え方としてはホールの残響時間がある。 経験から感じる部分もあるだろうと思うが、残業時間の短いホールでは いくら大きい声で歌ったとしても声が客席に吸われていくような感じがある。 一方で、残響時間の長いホールでは響きが返ってきて楽に歌える感覚になる。 ただ、長すぎる場合は声がぼやけてきて言葉が伝わらなくなってくるため、 一概に長ければいいというわけではない。 一方で、観客からすれば残響時間の短いホールでは、客席が遠くに聞こえる 感覚になる。残響時間の長いホールでは音は良く届くが、言葉、特に子音の 伝わりが悪くなってくる。 合唱団としてできることは、ホールの性質を把握し、「歌いにくさ」を最小限に していくことであるといえる。 言い換えれば「ホールとうまく付き合う」ということになる。1) ホールの用途に応じた最適な残響時間はこのように言われている。 最適残響時間の目安 2) 用途        残響時間(秒) 録音・放送スタジオ 0.3-0.5 オーディオルーム  0.6-0.8 会議室       0.7-0.9 劇場        0.8-1.1 多目的ホール    1.1-1.6 オペラハウス    1.1-1.6 コンサー…

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