そもそも倍音とは何か?

倍音には豊かな響きがあると前に書きましたがそもそも倍音とは何かについて書いてみます。 理系の方には周波数で書いた方が理解されるかもしれません。 A の音を440Hzとして考えてみましょう。 1オクターブ高いAは2倍の880Hz、2オクターブ高いAは1760Hzとなります。 一方倍音は 2倍音880Hz, 3倍音1320Hz, 4倍音1760Hz, 5倍音2200Hzとなります。 880Hzと1760Hzは上に書きましたようにAの音になります。 では、1320Hzと2200Hzは何でしょうか? 1320HzはE 2200HzはC# の音にあたります。もう少し正確に書くと、 1320HzはE(Aからみて完全5度) 2200HzはC#(Aからみて長3度) の音になります。こればいわゆるドミソの和音に当たります。 つまり、一つの音をきれいに発生するだけでハモるのです。これが豊かな響きの素になります。 (Aの音はEやC#を含んでいるので、EやC#と合わせると相性がいいのです)

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合唱コンサートホールの選び方

良い音楽を奏でるには良い楽器が必要なように、良い合唱をしようとするならば 良いホールを選ぶ必要がある。 もちろん合唱団の規模や想定できる観客数で決まる部分はあるが、 音楽的に見たときは何が言えるのだろうか。 一つの考え方としてはホールの残響時間がある。 経験から感じる部分もあるだろうと思うが、残業時間の短いホールでは いくら大きい声で歌ったとしても声が客席に吸われていくような感じがある。 一方で、残響時間の長いホールでは響きが返ってきて楽に歌える感覚になる。 ただ、長すぎる場合は声がぼやけてきて言葉が伝わらなくなってくるため、 一概に長ければいいというわけではない。 一方で、観客からすれば残響時間の短いホールでは、客席が遠くに聞こえる 感覚になる。残響時間の長いホールでは音は良く届くが、言葉、特に子音の 伝わりが悪くなってくる。 合唱団としてできることは、ホールの性質を把握し、「歌いにくさ」を最小限に していくことであるといえる。 言い換えれば「ホールとうまく付き合う」ということになる。1) ホールの用途に応じた最適な残響時間はこのように言われている。 最適残響時間の目安 2) 用途        残響時間(秒) 録音・放送スタジオ 0.3-0.5 オーディオルーム  0.6-0.8 会議室       0.7-0.9 劇場        0.8-1.1 多目的ホール    1.1-1.6 オペラハウス    1.1-1.6 コンサー…

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倍音と鼻腔共鳴と副鼻腔

豊かなハモりを作り出す発声は倍音にありますが、倍音を作り出す発声は鼻腔共鳴にあります。 おでこを意識するとか頭頂部から出すようにするとか言われますが何を言われてるかよくわかりません。 鼻腔というよりは副鼻腔の位置を意識するとイメージがしやすいです。 副鼻腔を調べると鼻炎のページにたどり着きますがそちらで場所が確認できます。 (鼻炎の薬を飲むと響きに影響します) 上あごや前歯あたりに意識があると直線的で響きの少ない音になります。 こちらも参考にどうぞ https://note.com/utagoekikou/n/n813a5b78d853

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合唱講座

https://www.collegium.or.jp/~sagitta/ocm_homepage/html/kouza.html 執筆:当間修一 合唱音楽は人類が創造した素晴らしい業 自然と人とを仲介する最高の神からの贈り物です。 合唱のテクニックを解明していこうと思っています。 不定期に更新します。 できるだけ解りやすく、簡潔に、そして詳しくをモットーに書き進めていこうと思っています。 しかし、実践でしか説明しようのないものが殆どです。 様々な方法を考えながら皆さんのニーズにあったものを心掛けていくつもりです。皆さんのご意見をいただければ幸いです。

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音楽と数学の交差

音楽と数学の交差 音楽と数学は現代では異なる分野として分類されるが、実は古代文明の時代から深い関連性が意識されていた。本書は両者を音響理論等の単純な裏付けとして考えるのではなく、宇宙や無限、人が生きるということに関わらせて捉え直す。

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